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競馬に関する考察 Archive
秋競馬における逃げ馬の傾向
- 2009-10-08 (木)
- 競馬に関する考察
中山、阪神の9月の開催も終わり、今週からは東京、京都の開催に変わります。この考察の中でも逃げ馬の重要性を重ねて発言していますが、この秋の開催ではどのような位置を占めるのか、事前に予習しておきたいと思います。基本的な情報として過去10年全レースにおける逃げ馬の勝率は21.4%、回収率は202%です。
そこから10月の東京と京都の開催の逃げ馬の成績をレース種別に見てみます。
| 東京 | 勝率 | 回収率 |
| 芝 | 12.0% | 112% |
| ダート | 15.0% | 168% |
| 京都 | ||
| 芝 | 17.5% | 154% |
| ダート | 27.4% | 282% |
と、このようにその差が顕著に表れているのがよく分かります。
まず東京の芝コース。10月は基本的に夏休み後の競馬なので芝の状態がとてもいいです。そのため差しよく決まります。東京の年間の逃げ馬の勝率は19.3%と平均値に使い数字がありますので、どれだけ今開催が逃げ馬にとってつらい時期かよく分かります。
ダートコースは年間の勝率17.6%からは若干落ちる程度です。こちらはそれほど気にする必要はありません。ただ平均よりは落ちますので、そのことは頭に入れておく必要があります。
次に京都の芝コース。こちらの年間の勝率は16.1%です。一見東京より低いのですが、実際は外回りと内回りとでだいぶ勝率に違いがあります。内回りだと20.8%の勝率があるのですが、外回りだと11.5%と極端に勝率が落ちます。そのため、レースにおいてコースを考慮することは非常に重要な点になります。10月では内回り22.6%、外回り11.6%の勝率になりますので、断然内回りのレースを狙っていくことになります。
ダートコースでは平均より大幅に勝率が上がっています。このコースは直線が約329mと短く、さらに3コーナーに坂がありここで一度ペースが緩むためだと考えられます。勝率だけでなく回収率の面から見ても申し分なく、ここは逃げ一辺倒で狙っていってもよいと思います。
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ダート交流重賞に見る中央と地方のレベル差
- 2009-07-21 (火)
- 競馬に関する考察
中央において芝とダートには明確なレベル差あることを前回書きました。
それでは地方競馬のメインであるダートと中央のダートではどのような差があるのでしょうか。
基本的に地方競馬の競走馬は能力はありません。それでも二枚落ちぐらいの中央のダート競馬となら互角に走れそうと思われがちです。おそらくそのような考えの元にダートグレード競争も開催されているのでしょう。しかし、残念ながら地方のレベルは中央のダートのベルよりもさらに落ちます。そのため主催者が格付けしたグレードに惑わされがちです。
最近では7月20日に盛岡競馬場で行われたマーキュリーカップJpnIIIを見ていただきたいと思います。このレースでは重賞7勝で6連勝中のスマートファルコンが単勝1.1倍の断然の1番人気におされていました。しかし、その重賞はすべて地方競馬のものでした。中央ではオープンとしては昨年のジュニアカップとKBC杯のオープン特別2勝だけでした。決して弱い馬ではないのですが、主戦場を地方に移していたため実力以上に評価されたきらいがありました。
結果的には2番人気マコトスパルビエロに4馬身差をつけられ2着になるのですが、この差はどのように考えればよいでしょうか。
マコトスパルビエロもスマートファルコンと同じく中央のオープン特別を2勝しています。しかし、重賞勝ちの実績はありません。ところがそのレース内容をよく見ると常に小差のレースをしており中央のGIIIでは上位の能力があることが分かります。例えば4月のアンタレスステークスではウォータクティクスから遅れること0.3秒で入線しています。このように中央のダート重賞で上位入線してきたことが今回の優勝につながっているものと推察できます。逆にレベルの落ちる地方の重賞を連勝してきたスマートファルコンはその相手関係を考慮すればここまで人気になるのはやはり被り過ぎたと見るのが正しいのではないでしょうか。
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芝のレースとダートのレースのレベル差
- 2009-07-10 (金)
- 競馬に関する考察
以前ダート適正での予想の間違いを指摘しました。
今回は芝のレースとダートのレースのレベル差について書きたいと思います。
JRAのレース体系はイギリスの競馬を手本としているため基本的に芝が中心で前提となっています。1984年当時、グレード制が導入されたとき芝のGIレースは15ありましたが、ダートのGIレースはありませんでした。
現在でこそフェブラリーステークスとジャパンカップダートという二つのGIレースがありますが、歴史的な芝偏重の価値観もあり一線級が出走することはほとんどありません。
そのためダートのレースは芝のレースに比べてかなりレベルが落ちます。これはなにも重賞やオープン特別に言えるだけではなく、条件戦においてもやはりそのレベル差はあります。
ダートのレースの特徴はスピード能力の影響が小さくなることです。そのため芝のスピード争いについていけなくなった馬が集まってきます。また基本的に最初から好んでダート路線を歩む馬はほとんどいません。つまり、いわゆる血統論で言われる血統によるdirtの得手不得手などというものはありません。どの馬もダートは走ります。
下級条件においてはダート競争の数も多いのでそれほどのレベル差を感じることも少ないかもしれません。しかし、準オープンからオープン特別、重賞とクラスが上がるにつれそのレベル差は大きくなっていきます。芝のGI馬がダートのGIに出走すれば勝ち負けすることができますが、ダートのGI馬が芝のGIに出走しても掲示板にも入れないでしょう。GIIIあたりでなんとか勝ち負けできるぐらいが妥当な線といえます。
過去10年のフェブラリーステークス勝ち馬の中で芝の重賞を勝っている馬
ヴァーミリアン ラジオたんぱ杯2歳S(G3)
メイショウボーラー デイリー杯2歳S(G2)、小倉2歳S(G3)
アドマイヤドン 朝日杯FS(G1)
アグネスデジタル マイルチャンピオンシップ(G1)、天皇賞(秋)(G1)、香港C(G1)、安田記念(G1)
中ではアグネスデジタルの異質さが際立っていますが、同馬は非常に強い馬です。むらはありますが、スピード競馬に対応しており芝のGI4勝後にフェブラリーステークスを勝っています。アドマイヤドンも朝日杯は勝ったもののクラシック路線で負け続けたためダート路線に転向しています。
このように、フェブラリーステークスを勝ってから芝のGIを勝っているのが、元々芝のGIを勝った事のあるアグネスデジタル1頭ということを考慮してもやはりレベルの差は大きいといえます。
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