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ナリタブライアン

ナリタブライアンの高松宮杯出走の意義

ナリタブライアンといえばおそらく競馬ファンの中では名馬として名高い馬の馬の一頭でしょう。実際に以前JRAが主催した「20世紀の名馬」の一般投票で1位を獲得しています。

しかし、競争成績を見てみると、その印象は強いのかもしれませんが能力には疑問を持たざるを得ないものです。また、疑問を持たなければならない馬です。

4歳時は勝ったり負けたりしながら皐月賞、日本ダービー、菊花賞に優勝し三冠馬となっています。しかし、この時の相手が非常に弱小でありどうにも評価のしようがありません。たしかにレースには勝っていますが、レースの内容的にも見るものはありませんし、相手関係も評価することができず、能力的な判断はよくいるGI馬程度でした。

ちなみに、クラシックで掲示板に乗った馬の中で目立った馬といえば、フジノマッケンオーGIII3勝、エアダブリンGIII3勝、ヤシマソブリンGIII1勝、ウインドフィールズGII1勝、スターマンGII2勝あたりでしょうか。その他GI馬としては4年後に天皇賞(秋)を優勝するオフサイドトラップが皐月賞と日本ダービーで惨敗しています。

菊花賞優勝後に参戦した有馬記念では優勝したものの、2着が4歳牝馬のヒシアマゾン、3着が日経賞以来の骨折休養明けで出走のライスシャワーでした。そのためここでもその出走各馬との比較でその能力の高さを評価することはできませんでした。

そして、古馬となったナリタブライアンはGIを勝つことができなくなりました。サクラローレル、マヤノトップガンなどの実力馬と一緒に走るようになったためというのが実情です。古馬となってまともに能力勝負となったとき一枚劣ることを露見してしまうことになります。とくに6歳の天皇賞(春)ではサクラローレルに直線で差され2馬身1/2の差をつけられています。このときも競馬ファンはGIIの阪神大賞典の結果から1.7倍の圧倒的な一番人気に祭り上げていました。

しかし、その能力がやはり高かったと再認識させてくれたのが高松宮杯(現在の高松宮記念)での結果です。当時競馬マスコミや競馬ファンの間ではこの件について批判があったかと思います。しかし、私の見解は違い、2000mのGIに出走させることができる馬なら1200mのGIに出走しても何もおかしくない、と考えていました。結果としては、前半のペースについていくことができずフラワーパークから0.8秒差の4着に敗れたものの、前年のスプリンターズステークス優勝のヒシアケボノと0.2秒差のレース内容は十分評価できる内容でした。

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