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トウカイテイオー

トウカイテイオーの天皇賞(秋)惨敗から能力を見る

トウカイテイオーといえば日本ダービー優勝後に骨折のため戦線離脱したものの、4歳にして年度代表馬に選出されたほど高評価された馬です。しかし、私は少なくとも4歳時点でのトウカイテイオーの能力に懐疑的でした。なぜならクラシック路線を走っていた馬がレオダーバンや、イブキマイカグラなど相当マイナーだったからです。

古馬となって復帰緒戦の産経大阪杯を楽勝しましたが、2着以下がゴールデンアワー、マミーグレイスとあまりにも相手が軽過ぎてやはり評価できませんでした。しかし、次走天皇賞(春)は違いました。前年の天皇賞(春)の優勝馬メジロマックイーンが阪神大賞典を楽勝して出走していたためです。ここでトウカイテイオーの能力が計れると思いましたが残念ながらレース中に骨折、そのまま休養に入ることになってしまいました。

そして骨折休養明け緒戦の天皇賞(秋)、ここでようやくトウカイテイオーの能力を見ることができます。レースの結果は1:58.61着レッツゴーターキンから0.5秒差の7着でした。しかし、このレースは、メジロパーマーの逃げにダイタクヘリオスが絡み超ハイペースの展開になりました。その展開の中トウカイテイオーは、いや岡部はなぜかその3番手で3頭雁行で進み、3、4コーナーでメジロパーマーを早々と交わしダイタクヘリオスをも捕らえにかかります。この時の1000mの通過が57.5秒と、馬場状態を加味して考えると異常な時計でした。ちなみにハロンごとのラップは以下のとおりです。

12.9-10.7-11-11.2-11.7-11.5-11.8-12.5-12.6-12.7

ラップからも分かるとおり直線に入ってから極端に時計が落ちます。しかし、トウカイテイオーは粘るダイタクヘリオスを残り100mあたりで捕らえ一旦は先頭に立ちます。しかし、残念ながら脚が残っておらず追い込み勢にまとめて交わされてしまい7位入線となります。この天皇賞(秋)での7着という結果は、次走のジャパンカップで5番人気単勝10倍という評価が下されます。しかし、私はまったく逆の評価をしていました。超ハイペースの天皇賞(秋)を先行し逃げ馬を捕らえて勝ち馬から0.5秒差にまとめた脚は、相当に高い能力がなければできない芸当であると判断しました。

そのジャパンカップではナチュラリズムとの叩き合いを制し優勝します。重馬場の冬枯れの芝を2.24.6という時計を計時したことからもその能力の高さを証明しました。

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