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アンライバルド

アンライバルドの日本ダービー12着大敗の敗因を考える

レース前は単勝2.1倍と皐月賞のロジユニヴァースよりは劣るものの相当な人気を背負っていました。スプリングステークスから皐月賞を連勝したのでたしかに能力の裏づけもあり頷ける1番人気ではありました。

ただこの馬場で後方の位置取りというのはいただけません。1コーナーを回る前にすでに手綱を締めて内へ入れている岩田の姿が見えますが、あれはまずい騎乗といえるでしょう。本来芝の不良馬場ではスピードが乗ることがありませんので前々の競馬をするのが基本なのですが、最初から決めていたようなあの位置取りでは切れることがないことを考えるとよい位置取りとはいえません。そのため向こう正面まででも折り合いを欠いていたので、ここでも無駄にスタミナを消耗したものと考えられます。

レースのペースも中団の各馬にはつらい展開になったものと思われます。不良馬場のハイペースではどの位置取りであっても相当にスタミナを消耗します。

さらに後方の位置取りをしたことにより4コーナーでは外を回ることになり余計に時計面でもロスが発生しています。これが皐月賞のような良馬場のハイペースであれば豪快に追い込んでくるように見えるわけですが、今回のようにスタミナの消耗が激しい場合脚が上がってしまい追い込むこともできません。実際のところ上位のロジユニヴァースにしてもリーチザクラウンにしても最後はバテバテでほとんど歩いてるかのような足取りになっているわけですが、それでも差し馬の台頭がなかったことからもよく分かります。

しかし、同じように後方に控えたナカヤマフェスタとシェーンヴァルトが上がり39.0を記録していることから、最低でも39秒台前半の上がりは示してしかるべきだったかもしれません。

アンライバルドは数戦は中団からレースをしていたわけですが、皐月賞での追い込みがあまりにも鮮やかだっため、今回後方からのレースを行ったのかもしれません。しかし、基本的に後方待機は展開に非常に不利に働くため、次走以降も後方に位置取りするようであれば馬券的には絡んでこれないかもしれません。ここは厩舎関係者に少し考えてもらいたいところですね。

皐月賞はハイペースを利してアンライバルドが差し切り勝ち

前半600m34.8秒、1000m59.1秒という稀に見るハイペースのレースでした。掲示板に載った馬の向こう正面の位置取りを見てみると、

1着アンライバルド   11番手
2着トライアンフマーチ 18番手
3着セイウンワンダー  12番手
4着シェーンヴァルト  16番手
5着ベストメンバー   10番手

ここまでで0.9秒差で勝ち馬から1秒以内にきたのもこの4頭だけでした。

優勝したアンライバルドは前半後方に控えロジユニヴァースを見る形、そこからロジユニヴァースが動くのに合わせて4コーナー9番手まで押し上げ外外を回って直線に向きます。2着以下の他馬より早めに動いたにもかかわらず1馬身1/2離しているのでやはり能力は相当高いものがあります。今回はペースが大幅に見方をしていますので、次走以降はその点を加味して予想する必要があります。

ロジユニヴァースは前半中団より少し前での競馬、さらに3、4コーナーで早め早めに動いたことも敗因の一つではあるでしょう。しかし、最大の敗因は直線向くときに内に入れたため行き場を失い後退せざるを得なかったことでしょう。これは明らかに騎手の判断ミスです。大外を回った岩田とは雲泥の差です。

リーチザクラウンは1000m通過時点で既にハイペースに巻き込まれており、そこからさらに11秒台のラップが続くところで2番手にまで上がっています。これではさすがスタミナ切れを起こしてしまいます。この経験が後に生きれば買いの材料になるかもしれません。

2着以下の馬はペースに恵まれて上位に着ていますので、今後のレースでは割り引き材料でしょう。

今回のレースを見て思い出したのが1996年の皐月賞でしょうか。サクラスピードオーが前半3F34.4秒、5F59.2秒のハイペースで逃げて自滅しています。この時も優勝したイシノサンデー、2着ロイヤルタッチ、3着メイショウジェニエは向こう正面で中団よりややうしろの位置取りでした。このレース、9番人気のメイショウジェニエからの馬券を持っていて熱く負けたので印象深いのです。

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